ikegawa-yachtのブログ

ヨット屋のブログです。
http://ikegawa-yacht.com/
ヨットを造ったり
修理したり
自分の「花丸」に乗って遊んだりします。

Y15-mark3



工房 中二階の天井に吊り上げていたY-15mark3をチェーンブロックで床に降ろした


仕事が忙しくなってストップしたままになっていたが
船内クリヤー部分を吹きつけのためマスキングした状態でカバーをしていたのだ


とても作りにくい構造でダブルチャイン艇だがアマチュアビルダーでは作るのが難しいだろう


設計の横山晃さんは単板のY-15から始まりY15mark2・そしてこのmark3へと新しい図面を書いた


mark 2まではアマチュアビルダー向きだったが
mark 3になるとアマチュアで数艇作ったくらいではこの船をまともに仕上げる事は困難だろう


僕より先に一艇作った人が居たらしいが直ぐに朽ちてきて駄目になったと聞く
左右と前の空間が密閉構造の浮力室でよほどの仕上げをしていないと水が入れば致命傷だ


軽くて・直進性が良く・腰が強くその辺りに浮かんでいるレース艇とは全く違うディンギーだ


信じられないくらいの労力を費やし割に合わない190万円で売りに出している
どうしても僕が作ってみたかった横山晃さんの遺作だ


出来上がったら売れる前に乗ってみたい


世界に一艇しかないY-15mark3だ



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208 「北海道の自作者−2」 です

日曜日の帆走



先週日曜日連れ合いの職場の人たちと「花丸」に乗った時
冬にしては穏やかな天気ですぐに帆を張って帆走に入った


ジブセールをファーリングにして良かったなと思う
アルミパイプの無いそのまま巻き取る方式だが上手く行けば超簡単


夜中に大風が吹いたりすると港の中でリーフが解けたら大変な事になるなと言う心配はあるが
そんな心配にも勝る楽ちんさが堪らない


2メートル以上有るバウスプリットの先にジブセールのタックがあるので
これを毎回取りつけたり取りこんだりするのは一苦労だ


「花丸」はスピンネーカーを持っていないので
フォアーステーのもう一つ前にスピンハリヤードのようなシートを取りつけ
巻き込んだジブセールを反対巻にして強風でも展開しないような方法を考えよう



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30フィート自作者



北海道札幌から木造ヨット自作者の岡本さんが来られ一日付き合う


ディンギーを何艇も作ったことがある人で質問も的を得ている


事前に送ってきた図面を見ながら作り方や改善点をお伝えした


自作でも乗艇でもある程度のレベルに達していないと
相手の質問に答えるのも面倒だと思うが
彼のレベルは充分30フィートクルーザーを手がける段階に来ている


惜しいことに僕より年上なので出来上がってからの乗る年数が限られる
早く確実に綺麗に作る方法も少しだが伝授した


トリプルプランキング工法の二層目にかかった段階で冬が来て
船体の工作は北海道ではエポキシが使えずストップして他のことをしているそうだ


ヨット作りもヨット乗りも暖かい地方の方が良いなと思う